真実革命音源

真実革命音源の説明

SP盤レコードに刻まれた素晴らしい音楽の記録

その時代のミュージシャンが最も輝いた瞬間の音を未来へ伝える大切な人類の財産。1920年代 音楽を記録して販売するレコード産業が大きなビジネスとして広まり、販売されたレコードを楽しむには、ゼンマイ式蓄音機、電気蓄音機の時代が30年、40年と続きレコード産業は大きく発展した。SP盤レコードの再生回転数は78rpmという常識を広め多くのレコード盤が販売された。

ここで問題なのは、録音時の回転数が販売後再生する回転数と一致していない事で起こる再生速度と出現する音程差であり、正しい演奏を再現(再生)するには録音時の回転速度を知っている必要がある。

ところが、録音回転数の表記はどこにもなく78speedという表記が流布され間違って出現した滑稽な音楽唄声に気付かず楽しみ、そのような物とし受け入れ、評論してしまった惨めな音楽史100年がある。

PAN RECORDSは、先人達の在りし日の躍動を蘇らせ本当の唄声や演奏を復元する分析・検証・修正復元といった活動を長年行っている。回転数はレコード会社によっても異なり、録音スタジオやエリアによって、曲により、同じ曲でもテイク違いにより異なる事もある。これらを一律78rpmで再生しても唄声や演奏は本来の表現で再生されることはない。

当時録音スタジオで使用した複数のカッティングマシンを見分ける独自分析技術を獲得しており、同じ機材でも回転速度を変えている事実を確認、それらの誤差の理由が機械的な誤差や環境による変化、また意図的な工作を隠蔽し販売した事による誤差なども判明し、それら情報や分析修正メソッドを知的財産として所有している。

これら検証により復元された楽曲群は、100年の音楽文化の中で認識されている表現とは全く異なり、まるで別の演奏家、もしくは別の曲に感じる程に異なる曲が多く、実にリアルな音として出現し心から楽しめる楽曲群に仕上がっている。

PAN RECORDSでは この楽曲群を 真実革命音源 と呼んでいる。 

すでに戦前のブルース音楽を分析する研究機関であった「戦前ブルース音源研究所」や戦前の奄美民謡を復元した「奄美シマ唄音源研究所」において、真実革命音源は公開されている。

近年では、米国黒人音楽や白人音楽、フランスジャズなどの特定アーティストの真実革命音源が完成している。主に米国録音レコードの分析を中心としていたが1930年~40年代のフランス・パリ録音のスィングジャズの真実革命楽曲が次々と解明し復元が続いている。