SP盤レコードの修復・抽出作業

1900年初頭のレコードの分析

戦前レコードの録音機材や方法を探る作業・検証のために各社の現存するレコードを収集し多角的な情報解析を行ってきました。

エジソンレコードの分析検証内容は、戦前ブルース音源研究所のホームページにて公開(現在HPは閉鎖中です)

レコードの厚みやTP設定分析及び回転速度検証などを行いました。送りピッチの文献と実測計測との確認も完了。レコード針振幅などの方法の変移など人類が音を記録することを発見し商用化した時代を知る検証でした。

New York Recording Labolatories

1920年代初期中期から1930年初期までの Paramount black Label の記録を精査してきました。主にBlind Blake 検証と題した研究修正を目的とした分析はTrue Revolution CDをリリースする成果を上げました 。

現在はさらなる検証が進み、グラフトン録音の真実革命音源の発表が秒読みとなっています。

Blind Blake を検証するためには近い日時に同じスタジオで録音をしたアーティストの音源や演奏などあらゆる情報分析が必要です。

Paramount Star 達の修正も行いたいのですがSP盤レコードの収集が困難を極めるため、これらの時代の音楽は今後もハヤマワシ音源として気付かれることもなく聴かれ評論され続けると思うと・・・感慨深い思いです。

SP盤レコードを所有している世界中の音楽愛好家が一つになって成し遂げられる事業ですが、協力者は極僅かでありこの2004年頃からの20年近くに及ぶ検証の為の収集は菊地明氏がほぼ一人で収集してきたコレクションであり、Blind Blake一人のアーティストを取って見ても この先未獲得のSP盤資料を得らる可能性は低く検証修正は牛歩の如くです。

但し、演奏キーや癖、これまでの集積情報などから録音時のカッティングマシン回転速度を算出することが出来るようになりました。

Lonnie Johnson Metal Mother 1937-38

America Decca Records 1937~38年 Akira’s コレクション 所有している15枚の金属盤メタルマザーより音を抽出しました。

抽出作業や修正時の悪戦苦闘・感動の記録は戦前ブルース音源研究所ホームページにて公開。

シェラック盤とも呼ばれるSP盤は金属スタンパーから転写プレスされた時点で粒子の粗い素材のノイズが発生してしまいます。これをシェラックノイズと呼びます(砂状ノイズとも呼ぶ)

メタルマザーはそれらのシェラックノイズがなく、恐ろしくクリアーなサウンドが刻まれていました。 

Lonnie Johnson の真実革命音源としてリリース。 現在はさらなる検証が進んでいます。

分析作業:TPを計測し録音時のカッティングマシンの設定を分析しています。これらのデーター収集は使用した機材やその時の設定などの群に分別することで作業の全体を把握する情報と繋がります。

TP=Trace Pitch の説明は戦前ブルース音源研究所ホームページにて詳しく説明しています。

修復作業:90年から100年が経過しているレコード盤には蓄音機による鉄針摩擦で音の現存率(音圧)が下がりノイズに変わってしまっていたり、溝が欠損し繰り返し再生してしまったり、大きなひび割れ(クラック)があり再生不能になった盤も多くみられる。そのような状態の盤から音を抽出するために盤のクラック侵攻を防ぐ補修や再生出来るように溝の修復を行う作業をします。

作業の詳しい内容は戦前ブルース音源研究所にて。